UO日記_ver2.0

がじぇっとぶろぐ時々MMORPG。現在オープンワールドRPGモード

EVE ONLINE プレイ日記01_チュートリアル前編

EVE Online ついに日本語版が始まりましたね。
下調べ編を終え、私も無事、前回デザインしたキャラでニューエデンに旅立ちました。

というわけで本編です。
本編は、「キャラクター視点」と「中の人解説」からなる読み物構成でお送りいたします(試しに1本書いてみたのですが、更新難易度がとても高いので、1週間に数本くらいですかね。まだ中の人解説に手が回ってないし。。。)。

初投稿の今回は、チュートリアルのネタバレが含まれますので、ここで折り返しておきます。

 

船に搭載されたAI『オーラ』が私に「起きろ」と囁く。
目覚めれば一面、星の海。そこに、流線型の宇宙船が浮かんでいる。

f:id:trys0909:20201206102145j:plain

f:id:trys0909:20201210120840p:plain
AIがなにやら物騒なことをつぶやくが、なるほど私が私と認識する私は、重なり合うような「2つの身体」を知覚している。

水中に浮かぶクローンボディと、星空に浮かぶこの船体。
触覚、すなわち皮膚は暖かな水を感じ、視覚は自在にカメラドローンを操る。そして、身体感覚で、船を飛ばす。

ここまでは良い。
だがしかし、中の人、すなわちカプセラの「クローンボディに搭載された私」という意識には、この世界、ニューエデンの知識が全くない。

AIオーラによれば、船のインターフェイスが何者かによって強制的にオフラインにされているとのこと。
ますますを持って、この私が何者で、なぜこの宙域にいたのか、それ以前に、どのようにしてこの宙域に現れたのか、それらの一切が謎である。


半ば記憶喪失で、宇宙の一点に出現した「私」という意識。

『これ、なんて異世界転生?』

そう、AIオーラに尋ねるも「何言ってんだこいつ」的な雰囲気しか帰ってこない。
なるほど。もしかすると、船のネットワークをオフラインにした人物こそが、それを知る者なのかもしれない。

まぁ、前回の死に際に、脳スキャンが不完全に働いて、一部の記憶が欠落した状態でこのボディに入った――、その辺りが無難な真相だろうか?
船を己の体として知覚できている以上、カプセラの基本能力にはなんの問題もないと判断してよいだろう。

「――船長」
不幸中の幸いか。などと考えていると、救難信号をキャッチする。
優秀なAIオーラがまたたく間に座標を固定したので、こちらはワープドライブを行うだけである。

異世界転生、救難信号。
これはテンプレの「ボーイ・ミーツ・ガール」イベントであることは間違いない。

そう。記憶が戻らないのであれば、このくだらない設定を引きずることにしよう。死ねないカプセラの、今生のささやかな暇つぶしとして。

私の意識は、私がボーイという年代を、とうに駆け抜けてしまっているということを何処かで知ってはいるようだが、逸る気持ちを抑えてワープドライブを起動する。

 

f:id:trys0909:20201210121119p:plain
まぁ、残念なことに、小説のほうが、事実よりずっとずっと奇なるものなのだ。当然ながら、ボーイにミーツするガールなどいない。そもそもハナからボーイすらおらず、いるのはオッサンとAIだけなのだから。

着いた瞬間、救難信号を発していた船が爆散、現れたのが「サーガディアン・シーカー」なる、ガールとは似ても似つかぬマシン。

ひょっとしたら、ガールがいるよりこっちのほうが「奇」なのかもしれないという感想はひとまず置いておく。

『ガールは、ねぇ、ガールは?』

f:id:trys0909:20201210121219p:plain

私のボケを華麗にスルーした上に、「サーガディアン」が何奴かすらもわからない私に、優秀なAIオーラは問答無用で火器のトリガーを渡してくる。

f:id:trys0909:20201210121300p:plain

 何処をどう見てもガールではなさそうだったので、とりあえず指示に従って爆散に追い込む。
というか虫じゃん。虫っぽいのは苦手だ。あの「手」のようなデバイスが生理的に受け付けない。

 

f:id:trys0909:20201210121527p:plain

そして、キーワード、「ドリフター」
島津? 20時? どっち? 的な記憶が、私の脳裏に泡のように弾けて消える。無論、覚えているはずなどない。
「覚えている」という事象は、過去に「知って」いなければ成り立たないのだから。

f:id:trys0909:20201210121640p:plain

あれ、思わせぶりに振るだけ振って、説明ないんですかオーラさん?
ドリフターってなんですか?

「面倒くさいヤツだな、こいつ」的な雰囲気が返ってきたように思ったのは、私の被害妄想であろうか。またたく間に固定された座標が、ぞんざいに私の意識下に吐き出される。

ワープドライブ、起動。

その座標、「ステーション」に向けて船は、それと一体となった私は、時空間を、細く輝き穿つレーザービーム、その軌跡のように滑走するのであった。


EVE 新規登録はこちらからして頂けると筆者が喜びます。
EVE Onlinに無料登録して100万スキルポイントを手に入れましょう!

なぜ喜ぶかはこちらをご参照ください。
友だちを誘って報酬を手に入れよう | EVE Online