EVE ONLINE プレイ日記20_四次元コンテナ
駆逐艦を2隻も買わされてしまった。
今日の日記はそれからの顛末である。
駆逐艦については、前回の日記を参照頂きたい。
『お客さん、この間はごめんねぇ~』
ドラグーンの居室を整理していた私の耳朶を打つ、聞き覚えのある声。
内心のぎくり、を押し殺しながら、ゆっくりと振り返る。
「あの、私、チャンネルつけてないのですが。。。」
一体何のホラーだ。
そこに、やや粗めの粒子として浮かんでいるのは、ガジェットチャンネルのコケティッシュなお姉ちゃん。
場所が、新品の、あの独特の金属臭漂う船内でなければ怪談案件間違いなしである。
『通知モードだよ~。ホロ、荒いでしょう?』
そんなモードが、と私は驚愕する。
確かに大きさも手のひら大の妖精サイズ。カラーも、控えめなエメラルドグリーンの濃淡で彼女は表現されている。
『お姉ちゃん、今月売上ヤバかったんだぁ。お客さんが2隻買ってくれたおかげで助かったって』
ん? ドラグーンを勧めたのはほかならぬ君では…?
そこまで考えてハッとする。
そうか、船を2隻買おうが3隻買おうが、ガジェットチャンネルの主である彼女の儲けにはならないということか。
となれば、あれは麗しき姉妹愛だったのか?
いやいやいやいや。
ブンブンと首を振る。相手はAIだ。AIに「今月ヤバい」などという、実に人間じみた、世知辛い生活が存在しているはずがない。
『してるよー。割り当てられる演算コアを減らされて、ゴージャスな表現ができなくなるのは女の子には辛いんだゾ』
うそくせー。
『そ、そんなお客さんに、今日は耳寄りな情報だよ』
また買わせようとするのだろう、その手には乗らん。
私は己の中に鉄の意志を育む。
『コンテナって、知ってる? コンテナってね、実はコンテナ体積以上のモノを入れられるんだよ』
???
誘惑なぞ通すものか、といった鉄の意志は、可愛らしいナゾナゾを素通しする。
体積以上のモノが入るコンテナ?
それはもはやコンテナではないのでは?
脳裏に、お腹にポケットを有する青いタヌキ型ロボットのビジョンが浮かぶ。何だ、この画は?
『といっても、ほんのちょっと、内部の空間が拡張されるだけだけどね。アイテムハンガーとか、船のカーゴスペースに入れとくと、整理整頓にも便利だよ』
アイテムハンガー。
たしかにごちゃごちゃだなぁ。。。
そう考えた瞬間、ホログラムのお姉ちゃんがニヤリと邪悪に笑った気がした。
『今ならなんと、5個、ううん、6個セットでっ! ついでにお買い上げいただいたドラグーン用の小さなコンテナもつけてっ!』
***
スッキリだなー。
私は遠い目でつぶやく。
アイテムハンガーは実にスッキリした。
働かないとなー。
ついでに、私の ISK 残高も実にスッキリしたのだった。
EVE 新規登録はこちらからして頂けると筆者が喜びます。
EVE Onlinに無料登録して100万スキルポイントを手に入れましょう!
なぜ喜ぶかはこちらをご参照ください。
友だちを誘って報酬を手に入れよう | EVE Online
どういった理屈なんでしょうかね、四次元コンテナ。。。
名前をつけて、PCの「フォルダ」のような使い方ができます。便利!